情報処理やコンピュータ科学の立場では、状況に応じて「データ」と「情報」を使い分けます。
| 語 | 意味 |
|---|---|
| データ | コンピュータで直接利用できる数値や文字列 |
| 情報 | データにコンピュータで加工処理を行い、何らかの意味を持たせたもの |
データ 加工(コンピュータ) 情報 学生氏名 ┐ ┌ 氏名 数学得点 ├──────────────────→ ├ 平均点・順位 英語得点 ┘ └ 評価
同じ「634」という数値でも、 それを見て知りたかったことが分かった人にとっては「情報」、 知りたいことが何もない人にとっては単なる「データ」です。 受け手に状態変化を起こしたかどうかが分かれ目になります。
| アナログ式 | デジタル式 | |
|---|---|---|
| 表し方 | 連続した量を測定して大きさを表す | 区別できる離散の単位を数えて大きさを表す |
| 道具の例 | ものさし、定規、体重計 | 算盤(そろばん)、計数機、万歩計 |
| 信号 | 連続的に変化するアナログ信号 | 1 か 0 かの離散的なデジタル信号 |
自然界の物の大きさや重さは連続的に変化するアナログ量ですが、 コンピュータの内部ではデジタル量として処理します。
データをコピーやダウンロードすることは、「信号を回路やネットワークを介して伝送する」ことに他なりません。 その際、物理的な信号にはさまざまな要因でノイズが加わります。
現実世界の音や画像をコンピュータで処理するには、デジタル信号へ変換する必要があります。 これをデジタル化といい、次の 2 ステップからなります。
| 操作 | 何をするか | 刻む軸 |
|---|---|---|
| 標本化(サンプリング) | 時間の間隔を離散的な値で区切る | 横軸(時間) |
| 量子化 | 電圧の値を一定間隔に区切り、離散値で表す | 縦軸(電圧) |
離散化された縦軸と横軸の目盛りの交点を与えることで、デジタル信号が階段状の波形として得られます。 実際にはさらに 2 進数に符号化し、1・0 の電圧に置き換えます。 できあがったデジタル信号は、元の信号の近似値です。
画像の場合、離散的な点(画素または pixel)で連続的な平面を区切る処理が標本化です。 1 枚の画像が M 行 N 列の格子状に並んだ画素から構成されます。 そして各画素の色を離散値で与える操作が量子化です。
1 ビット(bit)あると、0 か 1 の 2 つの状態を表せます。 1 個の電球が点いているか(on)消えているか(off)と同じです。 2 ビットあると電球が 2 個並び、00・01・10・11 の 4 状態になります。
8 ビットを 1 バイト(byte)といいます。
カタログでは K(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)、T(テラ)、P(ペタ)、E(エクサ)、Z(ゼタ)、Y(ヨタ)が使われます。 ここで注意が要るのは、2 の累乗で数える系列と10 の累乗で数える系列の 2 つがあることです。
| 2 進接頭辞 | 読み | バイト数 | 10 進接頭辞 | 読み | バイト数 | およそ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 KiB | キビバイト | 210 = 1,024 | 1 kB | キロバイト | 103 = 1,000 | 千 |
| 1 MiB | メビバイト | 220 | 1 MB | メガバイト | 106 | 百万 |
| 1 GiB | ギビバイト | 230 | 1 GB | ギガバイト | 109 | 十億 |
| 1 TiB | テビバイト | 240 | 1 TB | テラバイト | 1012 | 一兆 |
| 1 PiB | ペビバイト | 250 | 1 PB | ペタバイト | 1015 | 千兆 |
| 1 EiB | エクスビバイト | 260 | 1 EB | エクサバイト | 1018 | 百京 |
| 1 ZiB | ゼビバイト | 270 | 1 ZB | ゼタバイト | 1021 | 十垓 |
| 1 YiB | ヨビバイト | 280 | 1 YB | ヨタバイト | 1024 | 一𥝱 |