1950 年代中頃まで、コンピュータが他のコンピュータとつながることは想定されていませんでした。 実験結果は、記録媒体に入れて持ち帰るものだったのです。 一般に「インターネット」が広まるのは1990 年代以降のことです。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1967 | ARPA(高等研究計画局)で ARPANET 開始。世界初のパケット通信ネットワークの研究プロジェクト |
| 1969 | UCLA・UCSB・ユタ大・SRI の4 拠点を接続 |
| 1970年代初頭〜 | 他の独立したネットワークを ARPANET で相互運用する試み。Inter-Networking ⇒ Internet |
パケット交換(packet switching)とは、データを送信側でパケットという単位に小分けして転送し、 受信側で復元する方式です。伝送路を複数用意しておけば、 どこかで障害が起こっても迂回できます。
ARPANET には、多種多様な機材やネットワークをつなぎ、冗長性を持たせ、 信頼性を高めた自立分散型ネットワークという設計思想があります。 プロトコル TCP/IP は、エンドツーエンド(賢さは末端に置く)と ベストエフォート(できるだけ届ける。保証はしない)という考え方から生まれました。
A から H へパケットを送ります。線をクリックすると、その回線が切れます。 経路が自動で選び直されるのを確かめてください。
インターネットは階層化されています。 つまり、通信機能を役割ごとに分類した複数の層で構成されています。 各階層ごとにプロトコル(通信規約)を使い、その仕様は国際標準化されています。
だからこそ、その仕様に沿って通信プログラムを設計・実装すれば、 スマートフォンでもスーパーコンピュータでも通信できるのです。
OSI(Open Systems Interconnection reference model)は、通信機能を 7 層に分けたモデルです。 層をクリックすると、その役割とヘッダ・フッタの中身が出ます。
| 層 | プロトコルの例 |
|---|---|
| アプリケーション層 | HTTP、SMTP、DNS |
| トランスポート層 | TCP、UDP |
| インターネット層(ネットワーク層) | IP |
インターネットで扱われるプロトコルは、非常にシンプルです。 ネットワークにつながっているノードは世界中に分散していて、 どこかに不具合が生じても、その機器を避けて通信できるようになっています。
送信側では、メッセージが層を下りるたびに、その層のヘッダとフッタが付け加えられます。 受信側では、層を上るたびにそれらが取り除かれます。 いちばん下(物理層)を流れているものがパケットです。
電子メールや WWW など、インターネット上の多くのサービスは クライアント・サーバモデルになっています。 サービスを提供する側(サーバ)と要求する側(クライアント)に役割が分かれる形です。