インターネットに接続して通信するには、送信元と送信先の IP アドレスが必要です。 IP アドレスは、インターネット上の「住所」にたとえられますが、正確にはコンピュータを識別するための数値で、 パケット交換の際の経路制御(routing)に使われます。
| IPv4 | IPv6 | |
|---|---|---|
| 長さ | 32 ビット | 128 ビット |
| 表記 | 8 ビットずつ「.」で区切って 10 進数表記 | 16 ビットずつ「:」で区切って 16 進数表記 |
| 例 | 133.25.242.141 |
2001:0db8:0000:0000:0000:ff00:0042:8329 |
| 個数 | 232 ≒ 約 43 億 | 2128 ≒ 340 潤 |
IPv4 のアドレスは、先頭のビットの並びによってクラスに分かれます。 先頭側がネットワーク部(どのネットワークか)、後ろ側がホスト部(その中のどの機械か)です。
| クラス | 先頭ビット | 第 1 オクテット | ネットワーク部 | 収容できるホスト数 | 用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| A | 0… | 0 〜 127 | 8 ビット | 約 1,677 万 | 巨大な組織 |
| B | 10… | 128 〜 191 | 16 ビット | 約 6.5 万 | 大学・大企業 |
| C | 110… | 192 〜 223 | 24 ビット | 254 | 小規模な組織 |
| D | 1110… | 224 〜 239 | ― | ― | マルチキャスト |
| E | 1111… | 240 〜 255 | ― | ― | 実験用 |
法政大学の 133.25.XXX.XXX は第 1 オクテットが 133 なので クラス B です。
IP アドレスだけでは通信が混乱します。 1 台のコンピュータの中で、Web ブラウザ宛てなのかメールソフト宛てなのかを区別できないからです。 そこでトランスポート層で扱うポート番号を使います。
IP アドレスは「どの建物か」、ポート番号は「その中のどの部屋か」。 よく使われるサービスには、あらかじめ 0〜1023 の well known port が割り当てられています。
| サービス | プロトコル/ポート | 何をするか |
|---|---|---|
| WWW | TCP/80(HTTP) | Web ページの転送 |
| WWW(暗号化) | TCP/443(HTTPS) | 暗号化した Web ページの転送 |
| メール送信 | TCP/25(SMTP) | メールを送り出す |
| メール受信 | TCP/110(POP3) | メールをサーバから取り出す |
| メール受信 | TCP/143(IMAP) | メールをサーバに置いたまま読む |
| 名前解決 | UDP/53(DNS) | ドメイン名から IP アドレスを求める |
IP アドレスは数字だけで扱いにくいので、ドメイン名が広く使われています。 あるドメイン名に対応する IP アドレスを求めることを名前解決といいます。
ドメイン名の空間は木構造です。 ルートドメインの下に国別などのトップレベルドメインが置かれ、 さらに第 2 レベル、第 3 レベルと続きます。 この一意性は ICANN(the Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)という非営利団体が管理しています。
www.hosei.ac.jp は、右から左へ読むと上から下へたどることになります。WWW(World Wide Web)は「世界に広がった蜘蛛の巣」。 インターネット上の文書同士をハイパーリンクで相互に参照するサービスです。 これもクライアント・サーバモデルで、クライアントがブラウザ(Chrome、Firefox、Safari、Edge など)です。
使うプロトコルは HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)と HTTPS(HTTP Secure)。 資源の場所は URL という識別子で指定します。
電子メール(e-mail)は、コンピュータネットワークを介してデジタルデータを 郵便のように交換するサービスです。相手がその場にいなくてよい非同期通信システムである点が特徴です。
| プロトコル | 役割 |
|---|---|
| SMTP(Simple Mail Transfer Protocol) | メールを送る(サーバへ、そしてサーバ間で) |
| POP(Post Office Protocol) | メールをサーバから取り出す(手元へダウンロード) |
| IMAP(Internet Message Access Protocol) | メールをサーバに置いたまま読む |
SNS(Social Network Service)は、インターネットを使った活動・コミュニティ形成・マーケット形成に広く利活用されています。 「誰でも」「いつでも」「どこでも」情報の受発信ができるという、 従来のメディアと大きく異なるインターネットの特徴を、もっとも実感できるサービスです。 一般の人が自分の思うことを自由に発言・表現することが容易になりました。
例:X(Twitter)、LINE、Facebook、Instagram、Weibo、WhatsApp、Tumblr、LinkedIn など。